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『GA4でentranceとexitを確認する基本と改善のポイント』について紹介
『GA4でentranceとexitを確認する基本と改善のポイント』について紹介
(2025.5.28 更新)
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GA4 (Google Analytics 4) では、従来のユニバーサルアナリティクス(UA)とは指標や画面構成が大きく異なり、『entrance(入口)』や『exit(出口)』といった用語は登場しません。 ですが、ユーザーがどこから訪れて、どこで離脱したのかという視点は、今もWeb改善の大きなヒントになります。
本記事ではGA4で『entrance(入口)』と『exit(出口)』をどう読み解くかをご紹介します。
GA4でユーザーの『入口』を確認したい場合は、『トラフィック獲得』レポートを使います。
画像の[①集客][②トラフィック獲得]をクリックして『トラフィック獲得』の画面を開いたら、[③+アイコン]をクリックし、[④ページ/スクリーン][⑤ページパスとスクリーンクラス]をクリックしてデータを取得します。セッション開始イベントと最初のページビューのセットから自動的に集計されるもので以下のことを分析できます。
ユーザーがWebサイトに訪れてから離れるまでの一連の行動のことをセッションと呼びます。GA4では30分間操作がなければ自動的にセッションが終了し、次の訪問は新たなセッションとしてカウントされます。
エンゲージとは、ユーザーが10秒以上Webサイトに滞在、2ページ以上閲覧、またはコンバージョンを行うなどの条件を満たした状態のことを指します。
GA4でユーザーの行動を記録する単位です。ページ閲覧やクリック、スクロール、動画再生などのアクションがイベントとして記録されます。
想定していた導線からずれたページから流入していれば、サイト構成や流入キーワードとの整合性を見直すポイントになります。
もしアクセス解析がわからなくてもご安心ください。ホームページリニューアルをご検討の際は、アクセス解析についても合わせてご案内いたします。詳しくは『事業案内』をご覧ください。
GA4では明確な『exit』指標はありませんが、以下のデータを組み合わせて離脱傾向を把握できます。
また、『探索』では直帰率やユーザーがどのページから入って、どのページで離脱しているかの実際の流れを視覚的に確認することもできます。特定のページで意図しない離脱が集中していれば、そのページの情報不足・UXの問題・CTAの設置場所などを再検討する必要があります。
GA4の探索機能を使えば、例えば直帰率の高いページでユーザーがどの様な行動をしたか?を確認できるなど、工夫次第でいろいろな情報を取得できます。
パネルを選択:[①探索]→[②自由形式]
条件を設定:[① +(ディメンション)]→[②ページスクリーン]→[③ページパスとスクリーンクラス]
設定した内容に沿って該当ページの一覧が表示されます。
これは探索の使用例のひとつですが、画面から『直帰率が高いから目的を果たしていないページと必ずしも言えない』ということがわかります。該当ページのイベントやエンゲージなどを確認すれば、このように対応のヒントを得ることができます。
経路データ探索ではユーザーが『どのページから流入してどのページから離脱しているか?』などの大きな流れと傾向を知ることができます。
GA4の導入によって、アクセス解析は「どれだけ人が来たか」ではなく、「どこから来て、どこで離れて、何が足りなかったのか」という設計図のような見方へと進化しました。
ページの入口(ランディングページ)と出口(離脱ポイント)は、ユーザーがどんな期待を持ってWebサイトに来て、どこでその期待が満たされなかったのかを示す“足跡”です。その分析を通して、Webサイト全体の構造のどこにほころびがあるのかを見つけることができます。
例えば、アクセス数は多いのに離脱率が高いページがあったとします。それは一見「ダメなページ」に見えるかもしれませんが、実際には「ユーザーの目的がすでにそこで達成された」というケースもあり得ます。逆に、ファーストビューで即離脱していれば、それは「期待と違った」という“ミスマッチ”のサインかもしれません。
GA4を使うと、そうした“離脱の質”を見分けられるようになります。単なる数字ではなく、「なぜその行動が起きたのか?」という視点を持つことで、改善の糸口がデータから浮かび上がってくるのです。
GA4はUI(ユーザーインターフェイス)が頻繁にアップデートされるため、画面の構成は変わることがあります。しかし、『どこから来て、どこで離脱したかを観察し、改善につなげる』という考え方は変わりません。必要なデータを組み合わせることで、UA時代よりも柔軟に仮説検証を行うことも可能です。
GA4は、単にアクセス数やグラフを眺めるツールではありません。ユーザーがどこから来て、どこで離脱し、なぜその行動を取ったのか──そうした“動きの背景”を読み解くための設計図のような存在です。
以下のような視点を持つことで、数字の奥にある改善のヒントが見えてきます。
GA4を活用して、ただの数字から“問い”を引き出せるようになると、改善の糸口が自然と見えてきます。
GA4では『entrance』『exit』という表現はなくなりましたが、『入口』と『出口』の視点そのものは今も重要です。ページごとの役割や導線を見直すことで、Webサイトの成果は確実に変わります。
どのページからユーザーが流入し、どのページまで流れて行ったかを把握することはWebサイト改善の重要なヒントになります。想定した入口ではなく他ページからの流入、また想定外のページからの流入などが見られた場合はホームページの改善をする必要があります。
Google Analytics は定期的にバージョンアップをしてUI(ユーザーインターフェイス)の変更することがあります。UI(ユーザーインターフェイス)に変更があった場合でも、流入ページから流出ページの仮説検証はデータの組み合わせで把握することが出来ます。
今のUIでわかりづらいと感じている方も、一度ご相談ください。現場目線でのサポートをお約束します。
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